雑用係だった俺が、 現場でレベルアップする件。 ―「これ運んどいて」から始まった、職人への成長譚― 【序章:俺の経験値、止まってないか?】 今日も材料を運んだ。 掃除もした。片付けも終わった。 でも、新しく覚えた仕事は――ゼロ。 隣では、先輩が次々と壁をつくっている。 俺はその背中を見ながら、次の指示を待っていた。 「俺も、そっち側に行きたい」 そう思っても、言い出せなかった。 【第一話:転職先で、育成ルートが開いた】 舞台は、鈴木建装。 壁や天井をつくる、軽天・ボード工事の現場だ。 必要なのは、最強スキルでも、 誰とでも盛り上がれる会話力でもない。 「仕事を覚えたい」 まずは、その気持ちを持ってきてほしい。 無理に陽キャになる必要はない。 アニメもゲームも、好きなままでいい。 ここからは、自分の「できる」を増やしていこう。 【メインクエスト:自分の手で、壁をつくれ】 いきなり一人で挑め、とは言わない。 まずは道具の名前と使い方。 次に寸法の取り方、下地の組み方。 そして、ボードの切り方と貼り方へ。 見本を見せる。 一緒にやってみる。 覚えたところから、任せていく。 分からず手が止まっていたら、こちらからも声をかける。 質問できるまで、一人で待たせない。 【スキル習得:昨日の自分には、できなかったこと】 初めて、狙った寸法に切れた。 初めて、下地を組めた。 初めて、自分の手でボードを貼れた。 ゲームを閉じても、残るスキル。 現場が変わっても、持っていける経験。 一発逆転のチートはない。 その代わり、身につけた技術は自分の力になる。 【次章:「これ、任せるわ」】 いつか、その一言をもらったとき。 自分でつくった壁を見上げて、 「これ、俺がやったんや」 と思える日が来たとき。 口下手なままでも、 自分を見る目は、少し変わるかもしれない。 主人公の名前は、まだ空欄だ。 次の一話を、鈴木建装で。 【募集職種】内装工/軽天・ボード工事 【仕事内容】壁・天井の下地組み、石膏ボード貼り 【拠点】大阪府高槻市 【現場】関西一円 応募の最初の一言は、 「仕事、覚えたいです」で大丈夫。
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