5/18(土)『「単換掌」で学ぶ清朝末式八卦掌「戦闘理論」講習会』と5/19（日）北陸富山本科の開催のお知らせ （投稿ID : 19zk0g）

◆5/18(土)『「単換掌」で学ぶ清朝末式八卦掌「戦闘理論」講習会』◆

2024年5月18日（土）、八卦掌水式門発祥地・富山県氷見市島尾海浜公園で開かれる講習会は、単換掌の使い方を指導する講習会でははく、単換掌を実際に学んで、清朝末式八卦掌の戦闘理論を理解する講習会となります。

清朝末期成立当時の、護衛護身武術であった頃の戦い方・戦闘理論を学ぶとても重要な内容の講習会となります。

華麗な動きや、踊りのような動きで、なんとなく女性が使えそうと思っている人が多いですが、女性が使うことができる理由は、明確にあります。華麗な動きだから、踊りのような動きだから女性向け、なのでは決してありません。

その理由を含め、ここでしっかりと理解しましょう。そして、興味を持った方は、講習会に来てください。頭でわかっただけで出来るほど、命を賭けた護衛護身武術・八卦掌は、浅いものではないからです。

単換掌・富山氷見市講習会詳細｜ http://nenkinkouza.com/workshop/renshuukai.html#section4

参加申込フォーム｜ https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSfUFWrcfGO5bh9c-XLsoz3ToBr0rCeGbU2Up93DzAkFdSRjyw/viewform

web上フリー講座『最低限の時間で仕上げる「清朝末式八卦掌」護身術』｜ http://nenkinkouza.com/defense/woman-defense.html



【斜め後方に敵を置き、敵を引っ張り引きつけ、斜め後方撃ちをして戦い続ける武術が、本来の八卦掌】



実は、八卦掌は、単換掌で身につける斜め後方スライドの身法を身につけることが、最重要基本となります。

「斜め後方スライド」の撤退戦で、複数人の敵を後方に置きつつ引き連れ引っ張り、斜め後方撃ちしながら戦う拳法だったのです。

敵を後方に置いて引きつけ引っ張り、時に、斜め後方撃ちをするためには、前へ前へと進み続け、敵と一定の距離を保っている必要があります。

単換掌の基本型（梁振圃派老僧托鉢式と程廷華派胸前換手式）｜ https://youtu.be/qHUHDaASins


【八卦掌を理解するうえで大変重要。斜め後方撃ちをして戦い続ける戦闘スタイルを採用する理由は？】

では斜め後方撃ちの戦い方を止めればいいではないか？

そうすると、屈強な刺客（暗殺者）の前で、力を受けながら戦わなければなりません。宦官や女官であれば、あっという間に力で押し切られるでしょう。

王族を襲いに来る人間は、まず丸腰ではありません。武器を持っている敵の眼の前で攻防するならば、5秒も持たずに斬られます。宮中内で目立つ武器は携帯できませんでした。武官は例外なく宮中に入ることは出来ない以上、王族を守るのは宦官や女官です。めざとい武器を携帯できない以上、斜め後方スライドしながら距離を保って戦う必要があります。

多人数で襲ってくる可能性は十分あります。止まって戦っていたら、すぐ囲まれ、四方八方から攻撃され、王族を護衛できません。移動しまくって捕まらない状態を保ち、時間を稼ぎ、大声を出して味方を呼んで、救援が来るまで囮（おとり）になるのです。それが本来の八卦掌の護衛の方法。

屈強な刺客と戦うのも、武器を持った相手や、多人数で襲ってくる相手と戦い、囮となって時間稼ぎをするのも、前へ前へと移動して、斜め後方撃ちするスタイルだから可能なのです。

この戦法を実現するために考えぬかれた技こそが「単換掌」なのです。


【近代格闘術化した強者使用前提の八卦掌は、弱者には無理がある。真に護身を実現したいなら、昔日スタイルの八卦掌だ】

本来の八卦掌が、斜め後方スライドをしながら戦う拳法であったことが、分かっていただけたでしょうか？

現在国内外の道場や演武大会、「グランド・マスター」などの八卦掌を取り扱った映画で見られるのは、近代格闘術八卦掌です。それは、屈強な男性修行者が、他流試合で、同じような体格の相手一人と、審判の見守る中で戦うための八卦掌なのです。間違ってはいません。これらの八卦掌の技法は、敵前で力をいなす攻防が発達しているため、精妙で巧妙なのです。

しかし本来の八卦掌ではありません。別物です。本来の八卦掌は、護衛護身武術です。弱き人間が、対多人数・対武器・対強者戦の過酷な条件下で、一定時間生存し囮となって王族や王族の寵愛を受ける女性を守った武術です。

打ち合いもありません。打ち合ったら武器で斬られてあっという間に絶命します。打ち合ったら、体格に劣る宦官や女官は、ダメージに耐えられません。打ち合いをするのは、武器を持たず、素手で戦い合うことが明確に約束されていて、かつ審判が居て危険があったら止めてくれる「他流試合」だけです。

前へ前へと進み、敵の居ない場所へ移動しつづけ、その過程で、視界に入ってくる敵に対し、「斜め後方スライドの撤退戦」たる単換掌で応戦します。敵に一瞬背を向けて翻るならば、それは双換掌となります。

敵目線から見た単換掌の攻撃｜ https://youtu.be/KmyfyT6c9go

たったそれだけをひたすら繰り返して移動しつづけ、一定時間護身し続け囮となる。ただそれだけの護衛術なのです。

簡単ではありません。でも誰でも、慣れるならば可能な戦い方です。超現実的な戦い方、護衛の方法。それが清朝末期成立当時の八卦掌「清朝末式八卦掌」なのです。


単換掌・富山氷見市講習会詳細｜ http://nenkinkouza.com/workshop/renshuukai.html#section4

参加申込フォーム｜ https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSfUFWrcfGO5bh9c-XLsoz3ToBr0rCeGbU2Up93DzAkFdSRjyw/viewform

web上フリー講座『最低限の時間で仕上げる「清朝末式八卦掌」護身術』｜ http://nenkinkouza.com/defense/woman-defense.html